8月



慌て者・・・衝動的・・・もったいない・・・


ここ3か月、色んな声が聞こえてきました。
しかしそれは、みんな一心を思ってくださっての事です。

思い切りは良かったのですが
何も考えず1番先にお店を壊してしまって・・・
お客様にもご迷惑をおかけしました。

が、いよいよ工事が始まりました。
見守っていただけたら嬉しいです。







井 戸


一心の土地は、伊達10万石 宇和島城三の丸跡地です。
左奥の方に、井戸があります。
昔・・・生活に欠かせない水源だったのではないかと推測されます。
 
   
 
 


23年前にここにお店を立てた時、すでに気が付いていたと言う大将。
しかし、土地いっぱいに建物を建てたため、井戸はお部屋の下となり
22年間、陽の目を見ることはありませんでした。

今回、せっかく出てきた井戸・・・
とてもきれいな石積みで、いろんな方々に見てもらいたいと言う
大将の希望が・・・

最初の設計段階では、すべてが見える予定だったのですが
どこで間違ってしまったのか・・・残念ながら100%表に出ることはないそうです。

わたくしとしましては、危険極まりないので
隠しておきたい気も致します。

でも、大将の言う通り
井戸の内部は、とてもとてもきれいな状態ですので
せめてここで、見学していただけたらと思います(^^)
 




 
 
 

当時の職人さんの仕事は素晴らしいですね。

それにしても、コケ一つないんです。
ふたを開けてみたら、このままの状態だったんです。

表面の口は小さい(直径25㎝くらい)のですが
のぞき込むと吸い込まれそうで、ちょっと怖かったです。


この井戸水は今まで涸れることはなく
玄関の水撒き・草花の水遣り、トイレの流す水(手洗いは不使用)に役立ちました。

新しくなる店舗内では、もう使わないことになっていますが、
外で水を撒くくらいには使用できたらいいなと思います。






 
基礎工事開始

    お盆のころ・・・

やっと始まった基礎工事。
業者さんは休み無しで
着々と進めてくれました。





写真下中央の
四角い石を置いている所が【井戸】です。
危ないので蓋をしています。


さて、この井戸の運命やいかに・・・


 
 



翌日・・・翌々日・・・

工事が始まったら、
毎日どんどん様子が変わっていきます。


家を建てる時、打席1番の基礎屋さん。

設計図1枚手渡され
それに基づき仕事を進めるのだとか。

「他は何もない・・・設計図1枚だけ」

そう話してくれたのは、ちょいとコワモテ
基礎屋のおとうさんです。

現場は社長以下、若い人たちに
今は任せてるのだそうですが、
ひとたび現場に向かうと黙っておれず、
ついつい口を出してしまうのだそうです。

或る日おとうさんは、一心の現場でも、
おらびたおしてました・・・とさ(笑)
(おらぶ=さけぶ)

おかげで一心の基礎はますますしっかり
固まったことと思います!(^^)!



写真は店舗奥、半分だけ写しています。

この部分はどこか?
何の基礎となるのか?

奥は宴会場、真ん中が厨房、
脇に化粧室、
隠れている右下部分に
カウンターと大テーブルが・・・


この状態では、まだよくわかりません。
前のお店と比べると
確かにひと回り狭いのですが
基礎だけを見ていると
もっと狭く感じました・・・



 
 
 
   

ここは掘りごたつになるところです。
およそ20人掛けの予定
 


月末・・・基礎工事完了


お天気にも恵まれ、基礎工事は手早く進みました。
残暑が厳しく、日影が無い現場なので
さぞかし暑かったろうと思います。


「いつでもどこでもそうやけんな」 と、基礎屋のおとうさん。

「わしらの仕事は、夏はどこの現場も暑いんよ!冬はひやいしな!(笑)」
                               (ひやい=寒い)



水回り配管
 

料理屋では、とても重要な水回り。

一心の蛇口を預ける水道屋さんは、一心の水回りすべてを熟知。
頼りになります。

 
 





棟上げは9月1日に決まりました。

ここからは左官さん・大工さんに仕事が移ります。
   
   

木材がどんどん運ばれてきました。いよいよ、上物が建ち始めます。
 


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