6月
しばらく月日を要するため、仮店舗へ移動します。
車で10分ほど南へ進んだところです。
早速1日からお店の片付けに取り掛かりました。
かなりの数の器、調理器具を箱詰め
厨房機器を運び出す作業に、10日間ほど費やしました。
いろんな方々に引っ越しのお手伝いをしていただき感謝です。
上旬・・・引っ越し |
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宴会場の障子は 汚れたり 穴が開くたびに 張り替えをお願い したものです。 畳も数年に1度 表替えしていました。 畳は残念なことに しょっちゅうたばこで 焼かれるのです。 とても危ないですよね… 新しくなる一心では 喫煙コーナーを設けます。 |
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テーブルも木のぬくもりを感じる手作り品を使っていました。 店内のいたるところに使用していた木々は 新しくなる一心にも使ってもらいます。 ←←← こちらのお部屋のテーブルは 欲しいと言われるお客様がおられましたので もらっていただきました。 これからも喜ばれて生き続けることができ 無駄になることなく、本当に良かったです。 |
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大テーブルを支えているカウンターは 下に置いてあった冷蔵庫が無くなり、鉄骨があらわに。 左手前には水槽がありました。 これも早々とすべて取り出され、次の出番待ちです。 カウンターは新しい木材によって再生されます。 そしてこの大テーブルの行き先は・・・ お得意様には、一番の関心どころのようです。 →→→ |
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最後まで荷物置き場。 事務所と厨房です。 ←狭い事務所ながらも 重宝したお部屋でした。 一心の核心です。→ この厨房で22年間 お料理を作り続けました。 |
中旬・・・いざ仮店舗へ |
まずは厨房をしっかりまとめて、営業許可OK! 13日より、仮店舗の営業を開始しました。 お店の位置はR56沿いですが、少し郊外へ出たせいか 空気が気持ちいいです。 毎日、風を心地よく感じながら仕事をしています。 ここは『定食屋 一心』とでも言いましょうか・・・ 33年前の開店当時が思い浮かびます。 |
仮店舗メニュー |
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お刺身定食・・・850-税別 お刺身定食と言えば、一心では定番ですが コチラでは少しお値段をお安くしています。 とは言え、新鮮な材料を使っているのは 間違いありません!(^^)! 自信をもってお勧めしたいお刺身です。 |
焼肉定食・・・850-税別 開業当時から人気の焼肉定食は豚肉を使用。 お手頃価格で、ご提供してきました。 コチラでは、高知県産のバラ肉を使います。 お値段は変わらず ボリュームたっぷりの定食です。 |
トンカツ定食・・・850-税別 コチラではトンカツ定食を出してみたかった店主。 国道沿いで、駐車場もありますので フラ~ッと立ち寄ったと言われるお客様にも トンカツ定食は人気の定食です。 |
トントンカツ定食・・・1.450-税別 トンカツが2枚付いています。 ボリュームたっぷりのWトンカツ! 高知県産豚ロース肉を使用しています。 チャレンジしてみませんか? |
このほか、1日10食限定!海鮮丼・・・1.600-税別 当店オリジナル、鯛カツカレー・・・1.170-税別 四万十川天然鮎もあります。 丸之内のお店ほどのメニューの品数はありませんが 魚料理、鯛めし・さつま汁・じゃこ天など 定食だけでなく、一品料理もできます。 コーヒー・デザートもあります。 お近くをお通りの際は、ぜひ寄ってください! |
下旬・・・取り壊し |
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22年互いに頑張って来た仲間のような感じと言いましょうか・・・ お客様をお通しする前に、部屋のチェックは欠かせません。 お花は傷んでいないか・・・ゴミは落ちていないか・・・ 私達スタッフの至らないところは、多々ありましたが 一部屋一部屋の空間は、スタッフ以上にお客様をもてなしてくれました。 |
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カウンターの大テーブルがお店を出る日・・・ 暑い日でしたが、業者の方々は 丁寧に木を包んでくださり、 何人もの人達で取り出してくれました。 水槽があった場所から、壁を抜き 真っ直ぐ出しました。 大きなクレーン車が待機、 お店から出したカウンター材は ゆっくりと大きなトラックに載せられました。 このカウンターの材は「ブビンガ」といいます。 外国産の固い木材だと聞いています。 平成12年に、店舗改装した折 このブビンガをカウンター材に替えました。 当時からこの大きな1枚木は注目を集め 17年間、一心のカウンターで お客様を迎えてくれました。 ただ、このカウンターの広さを ほめてくれる方ばかりではありませんでした。 「こんな広いカウンターは お客様との距離を置きすぎる これはいけん!(ダメ)」 今は亡きお得意様が遺してくれた言葉です。 今でも忘れることはない・・・のは 私だけではなかったようです。 大将は、新しい一心のカウンターに これとは違う木材を据えるつもりです。 そしてこのブビンガ・・・ カウンターの背中側に改めて置かれ 新たなポジションを与えられます。 それまでしばらく、 建築会社様に預かっていただき 次の出番を待つことになりました。 |
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建てるのには何か月もかかりますが、壊すのは数日です。 見守る人もなく、淡々と仕事が進められます。 私は22年間のお礼を心の中でつぶやいて、 まだ壊し切らぬ一心を、少しの間ボーゼンと見ておりましたが・・・ 不思議と悲しいとか寂しい感情は起きませんでした。 きっと、これから先に待ってる期待の方が大きいからだと思います。 こうして、6月の下旬の或る日・・・ 役目を終えた建物はすべて撤去されて更地となりました。 |
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